自動車保険の等級と保険料割引率


 自動車保険(任意保険)は、等級別料率制度を用いており、これは無事故を続ける優良ドライバーは毎年保険料を安くし、逆に事故を起こし保険を使ったドライバーは、保険料を高くするというシステムです。

スポンサーリンク

 等級は1〜20等級で付けてあり、数字が大きいほど無事故で優良ドライバー、保険料は安いということになります。自動車保険の新規契約時は6等級からスタートし、以後1年間保険を使う事故がなかったら、次の年は等級が1等級ずつ上がっていき、保険料が安くなっていきます。

 逆に事故を起こし保険を使うと、1事故につき3等級下がり、保険料がアップします(事故の種類によっては等級据え置きの場合もある・また等級プロテクト特約を付けていれば据え置き)。万が一事故を起こしてしまった場合、損害の負担額がごくわずかであれば、保険を使わずに自腹を切ったほうが、保険料との兼ね合いから長期的に見ると安上がりとなる場合もあります。

 また、この等級は契約更新時などで保険会社を変える際にも、それまでの等級が引き継がれます。以下2012年改正後の等級と割引率の表です。


スポンサーリンク

等級  保険料割引率(%) 
20 −63
19 −61
18 −59
17 −57
16 −55
15 −52
14 −50
13 −47
12 −44
11 −40
10 −37
9 −33
8 −28
7 −23
6 −17
5 −10
4 +1
3 +10
2 +26
1 +52


 等級が20等級になるには、スタート時点が6等級ですから、無事故を14年間続ける必要があります。しかし、割引率が最大である17等級以上と最低の1等級では、保険料に4倍以上の差ができてしまうこともありますので、いかに事故を起こさないかが、自動車保険料を安くするための大事なポイントです。
 ※最近は保険改正が頻繁に行われていますので、くれぐれもご自身の自動車保険会社で最新の情報をご確認下さい。

 等級を上げると自動車保険が割引になるのは確かにそうなのですが、等級を上げていくには時間がかかります。特に若い人であれば、自動車保険の等級が低い場合が多いので、自動車保険料が高くなりがちです。自動車保険料を安くするには、見積もりサービスを利用するのもおすすめです。

スポンサーリンク

自動車保険を安くするには一括比較見積もりが便利
 少しでも自動車保険料を安くするためには、自動車保険の無料一括見積もりサービスが便利です。一括で無料見積りできて、自動車保険会社各社の保険料・保険内容を比較検討できます。
【無料】複数の保険会社から自動車保険を一括見積もり『保険スクエアbang!』
保険スクエアbang!では、複数の自動車保険会社に無料で一括して見積もりを依頼できます。見積り依頼で、平均で25000円安く、また5万円以上保険料が安くなった方もいらっしゃいます。5分でできる簡単入力で見積もり結果がすぐに分かり、各保険会社の見積もりを比較検討できる便利なサービスです。


自動車保険入門
 ドライバー皆に必要な自動車保険を学ぼう!
1.自動車保険の基礎
  交通事故の現状と自動車保険の役割
2.自動車保険の等級と割引率
  自動車保険には等級があり、割引率が違う
3.自動車保険の割引制度
  車の安全装置などの条件で、割引がある!
4.自動車保険の種類
  自賠責って何?対人、対物って?簡単です
5.交通事故の処理 もし事故を起こしたら
  事故後の処理・示談交渉・保険・責任について
6.自動車保険の選び方・見直しポイント
  自動車保険を見直す際の重要ポイントが一目!
スポンサーリンク