ゴールド免許の人は本当に保険料が安くなるの?リスク細分型自動車保険とは

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自動車保険のCMには、「ゴールド免許の人は保険料が安くなります!」「年間走行距離が少ない人は保険料が安い!」と言っている自動車保険もありますよね。

上記の自動車保険は「リスク細分型自動車保険」のことです。

今回は、「リスク細分型自動車保険」について書きたいと思います。
ゴールド免許の人は本当に保険料が安くなるのでしょうか?

1.リスク細分型自動車保険とは?

ひと昔までの自動車保険は、自動車を運転する人の年齢や、自動車の排気量を考慮するだけで、ほとんど同じような保険料でした。
しかし、1996年の金融自由化によって、保険業界でも保険料の自由化がスタートしました。この保険料の自由化によって誕生したのが「リスク細分型自動車保険」です。

「リスク細分」とは、年間走行距離や使用目的など、事故を起こす危険度を判断し、その危険度に応じて保険料を設定することです。
運転する人の年齢、免許証のカラー、車の車種などで、リスクを細分化し、ドライバー1人1人にあった保険料を提供するようになりました。

つまり、ドライバーの「リスク」が保険料を決めているのです。

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2.どんな「リスク」を細分化して保険料を決めているの?

保険業法施行規則によると

1.年齢
記名被保険者および記名運転者となる方の年齢により、保険料を算出します。
10代・20代のドライバーのほうが事故を起こしやすいという統計が出ているので、年齢が若いほど保険料が高くなります。

2.性別
男性よりも女性のほうが事故を起こす確率が高いという統計が出ているので、女性ドライバーのほうが保険料が高くなることもあります。

3.運転歴
免許取りたての初心者ドライバーのほうが事故を起こしやすい確率が高いので、保険料が高くなる場合があります。
逆に「ゴールド免許」のドライバーは事故を起こす確率が低いので、保険料が安くなります。

4.営業、自家用その他の自動車の使用目的
使用目的は主に
・業務用
・通勤、通学用
・日常レジャー
の3つに区分されていることが多く、車を運転する機会が多い「業務用」が一番保険料が高く、その次に「通勤、通学用」、そしてあまり運転する機会の無い「日常レジャー」が一番安くなっています。

5.年間走行距離その他の自動車の使用状況
年間走行距離が多いほど、事故に遭う確率が高くなりますので、保険料も高くなります。

6.地域
北海道・東北・関東甲信越・北陸東海・近畿中国・四国・九州の7地域に分けられています。
地域によって交通量や事故発生率が違いますので、保険料が違ってきます。田舎より都会のほうが保険料が割高になっている場合があります。

7.自動車の種別
高級車や人気車のほうが盗難に遭う確立が高くなりますので、車両保険は高くなります。
また、事故の少ない車種は保険料が安くなる場合があります。

8.自動車の安全装置の有無
エアバックや盗難防止装置(イモビライザー)、ABS、衝突安全ボディーなどの安全装置が付いている車は、もし事故を起こしても、死傷する確率が低いケースが多いので、保険料が安くなります。

9.自動車の所有台数
同じ保険会社で2台以上契約すると保険料が安くなる場合があります。

以上の9つのに関するリスク要因が明記されています。
この9つの要因についてのリスクが低い人ほど保険料が安く、逆にリスクが高い人は保険料が高くなる仕組みになっています。

また、運転者を「本人限定」「夫婦限定」「家族限定」「限定無し」と限定することで、保険料が変わってきます。
ちなみに、本人限定<夫婦限定<家族限定<限定無し(割引なし)、の順で保険料が高くなっていきます。

3.リスクが低い人は保険料が安くなる!でも・・・

以下の方は、リスク細分型保険で保険料が安くなる場合があります。

例えば・・・
・ゴールド免許である
・車を運転する人が限られている
・年間走行距離が少ない
・近所のお買い物や週末のお出掛けくらいしか車は使わない
・車の安全装置が多く付いている
・無事故の人

しかし、逆に保険料が高くなるケースもありますのでご注意を!

例えば・・・
・ドライバーが10代20代の若い方
・車を運転する人が限られていない
・高級車や安全装置が付いていない車
・業務用で車を使用している
・年間走行距離が多い
・事故を起こしたことがある

リスク細分型保険は、ドライバーや車の状況などで、保険料が安くなったり高くなったりします。
リスクが低い人は保険料が安くなりますが、逆にリスクが高くなると、保険料が高くなったというドライバーも少なくありません。
「年間走行距離が少ない人はお得!」「ゴールド免許の人は保険料が安い!」CMで言っていますが、全員がリスク細分型の自動車保険で保険料が安くなって得をする、というわけではありません。

ドライバーにとっては、リスク細分型より、従来型の自動車保険のほうが保険料が安い、というケースも少なくないので、自分に合った自動車保険を見つけることが重要です。

そして、一番重要なのは、毎日無事故無違反で安全運転を心がけること!ですね!

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