ダイレクト自動車保険とは?代理店の自動車保険とはどう違うの?

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最近、テレビCMなどでよく耳にする「ダイレクト自動車保険」「通販型自動車保険」。
一体どんな保険なんでしょうか?
また、代理店型の保険とダイレクト型の保険は、どう違うのでしょうか?

1.ダイレクト型自動車保険とは?代理店型の自動車保険との違いは?

代理店型の自動車保険は、代理店で担当者と対面して見積もりや契約をする自動車保険のことですが、
ダイレクト型自動車保険とは、電話やインターネットで見積もりや契約をする自動車保険のことです。
通販型自動車保険とも言われています。

そもそも、「自動車保険」の始まりは1914年、東京海上保険(現在の東京海上日動)が、日本で初の自動車保険を始めたのがきっかけでした。

2015年現在、日本で一番売れている自動車の「トヨタ・アクア」の、2015年上半期の販売台数は12万台だったのですが、
初めて自動車保険が誕生した1914年当時は、まだ日本で1000台ほど(!)しか自動車が走っていなかったそうです。考えられない数ですよね。

ひと昔前の自動車保険は、保険代理店や、自動車保険の代理をしている自動車ディーラーで加入したりと、代理店型での自動車保険が主流でした。
しかし、1996年から始まった金融制度改革(金融ビッグバン)によって、自動車保険も自由化が進みました。
その後、次々と「ダイレクト型」「通販型」の保険の販売が始まりました。

インターネットの普及とともにダイレクト型の保険の加入者も年々増えたことから、CMなどで「ダイレクト自動車保険」という言葉をよく耳にするようになるのです。

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2.ダイレクト型自動車保険はどうして安いの?

ダイレクト型の自動車保険の魅力は、なんといっても値段が安い!こと。
代理店型の保険は、代理店に手数料を支払うコストが発生するので、ダイレクト型の保険よりも割高になってしまいます。
ダイレクト型保険の場合、保険会社と加入者が直接取引きをすることで、中間コストを抑えることが出来るので、ダイレクト型自動車保険は保険料が安いのです。

実際に、代理店型の自動車保険に長年加入しており、保険料節約のためにダイレクト型の自動車保険に見直したところ、保険料がグンと下がったという方も少なくありません。
また、保険料が安いのに、代理店型の自動車保険と同じような補償内容なので、加入者は増加傾向にあります。
そして、インターネットから加入申込ができ、保険代理店に出向く必要が無いので、空いた時間で見積もりや申込が出来る、というのもダイレクト型自動車保険の大きな魅力です。

3.ダイレクト型と代理店型の自動車保険、どっちがいいの?

ダイレクト自動車保険の場合、事故に遭ったら、事故の状況を保険会社に自分で電話などで伝えないといけなかったり、保険会社の人が事故現場に来ない、というケースもあるそうです。
今ではダイレクト型自動車保険も、CMで「顧客満足度№1!」「事故対応が早い!」と言って、事故対応のサービスの良さを競い合っていますよね。
加入者も増加しているので、ダイレクト型保険だからといって事故対応が悪い訳ではないと思われます。

「保険料を安く抑えたい!」「インターネットで契約が出来るから便利」「車はあまり使わないから、高い保険料は払いたくない!」という方は、ダイレクト型自動車保険のほうがいいのかもしれません。

代理店型の自動車保険の場合は、日中の事故や代理店から近い現場で事故を起こした場合など、担当者の方が来てくれることもあるそうです。

しかし、こんなケースも少なくないのでご注意を。
担当者の対応が最悪だった・・・
担当者の保険の知識が乏しい・・・
代理店から事故現場が遠かったから、担当者が来れない・・・
事故の状況の写真を撮って、電話対応と、書類は郵送でやりとりしただけで終了・・・

最近では代理店の統廃合などで、代理店の数も年々減少しているそうです。

代理店型の保険でも短所ばかりではありません。
今はダイレクト型が人気でも、かつては長年代理店型の自動車保険が主流でしたので、保険のプロが顔を見ながらいろいろ相談が出来るのが、代理店型保険の強みです。
「ダイレクト型の保険は電話対応のみだけど、代理店型の保険は、担当者の顔が見えるから安心」という理由で、代理店型の自動車保険を選んでいる方もいると思います。

保険料が少々高くても、良い代理店と良い担当者の方に恵まれているのなら、代理店型の自動車保険でも全然悪くないと思います。

ここで実際に起こったケースを1つ。

私の弟は、以前愛車が廃車になる程の大事故を経験(交差点で信号待ちをしていたら、信号無視の車にぶつけられたそうです)したのですが、
10年以上ずっとお世話になっていた保険代理店の担当者の方が、迅速に事故処理をしてくれたおかげで、大きな問題が起こらずに済んだのだそうです。
弟の車は大破したのにも関わらず、奇跡的に両者ともケガもなかったのが不幸中の幸いだったのですが。。。
弟曰く、その担当者の方は保険の知識も豊富だったため、いろいろ相談に乗ってくれたそうです。

ダイレクト型自動車保険も代理店型の自動車保険も、当たり前ですが長所も短所もあります。
コストダウン優先か?安心感を優先か?事故の処理はどこまでどうしてくれるのか?
など、いろいろ調べて比較して、自分に合った自動車保険に入るのが一番だと思います。

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